ピアノは何歳から始めるのが良い?
目次
音楽は何歳から?
何歳からピアノを始めると良いの?とよく聞かれます。
皆さんは何歳からが良いとき思いますか?
私個人の意見としては何歳からでも良いと思います。
ただ、もしピアノを趣味やちょっと弾ける程度ではなく、専門的に本格的に音大を目指してやっていきたい!と思うのならば、早いな越したことはありません。
耳の発達の時期とは
耳の発達は1歳から2歳にかけてとても成長します。言葉を覚えるのと同じように音感をつけるのはとても大事なことです。
よく耳はママのお腹の中にいる時から聞えていると言いますよね。
妊娠中にクラシック音楽を聞かせると良いとも言われます。
それぐらい耳は最初に発達するところなのです。
そして大事なことは耳は小さい頃にしっかり鍛えた方が良いと言うこと。
実際私は、聴音を習うのが遅く苦手でした。
そこで大学の時に先生に「3歳から聴音をやっている子に今からどんなに努力しても叶わない」と言われました。
いかに小さい時に耳を育てるかが大事なのです。
これは英語教育にも同じことが言えるそうです。どんなに勉強して文法を覚えてもやはり発音は難しい。小さい頃から英語の発音を聞いている子は全然、英語の発音が違うそうです。
ピアノは何歳からが良いか
実際、ピアノを弾くのは3歳~4歳ぐらいからがおすすめです。
ただ、私も常々感じていますが、3歳ではその子によって成長もさまざまです。
いきなりピアノを弾くということは大人でも難しいですよね。
しかも3歳だとやっと少し会話ができるようになってきたばかり。
もちろん30分椅子に座っていることなんて出来ません。
では、何から始めれば良いのか?
1歳からのリトミックが某音楽教室ではリンゴのキャラクターのグループレッスンなどがありますよね。
私はまずは音楽に触れることから始めるのが良いと思います。
それには歌を歌ったり、聞いたり、楽器を触ってみたり、音楽に合わせて体を動かしてみたり。
ピアノを弾くことは後回しなんですよね。
だってまだ1歳や3歳に30分や1時間なんて、とてつもなく長い時間ですよ。
この中で1つのことを行うのは飽きてしまいます。
そこでやっぱり、リトミックから始めることが大事なんですね。
まずは音楽って楽しいと思うこと、ピアノってこんな音が出るんだ!
と興味を持ち弾いてみたいと思うことが大事なんですね。
少し弾けるようになりたい。専門的にとまではいかなくてもある程度弾ければ良いかな。とお考えの場合、3歳くらいまではリトミックなど音楽に触れ合うことから始めて4歳ぐらいから弾き始めるのがベストだと思います。
本人が無理することなく楽しめる範囲で早いめに始めることが出来れば良いと思います。
リトミックとは
リトミックとは本来、音楽教育法で音楽に合わせて体を動かしたり、楽器を触ったり、手遊びしたりすることです。
お教室によってもリトミックと言っても内容はさまざまです。
リトミックの内容をしっかり理解しどんなことをするのか明確にすることも大事です。
「瑠璃の音」のリトミック
①耳を育てるということ
②音楽の感性を育てること
③いろんな楽器を知ること
④リズム感を育てること
⑤音を楽しむこと
この5つ大事にしています。
「はーい」というお返事をいろいろな音階で答えたり、音当てゲームをします。(耳)
クラシック音楽に合わせた、紙芝居や物語などを読み聞かせや創作をしたり(感性)、マネっ子ゲーム(リズム)などもします。
また年に何回かは、フルートやバイオリン、ホルンなど実際に触ったり、弾いたイり、吹いたりもします。(楽器)
これらを通じて音楽って楽しいと思ってもらえるレッスンを「瑠璃の音」ではリトミックと呼んでいます。
専門的に音楽を目指して行くには
では、専門的に音楽大学を目指したい。
将来ピアニストにしたい!
とお考えであれば、もうこれは早いに越したことはありません。
しかし、先ほども書きましたがまずは耳を育てることです。
ピアノを弾くことばかりにならず、聴音や歌も同時に行うことをおすすめします。
どんなにピアノが上手でも聴音が出来なければ、楽典が出来なければ音大には入れませんからね。
ピアノを弾くことは、指の発達もあるのでどんなに早くても3歳ぐらいからになります。
逆に、どんなに遅くても小学校に入る前からピアノを始めないと遅いと思います。
私自身が小学校1年生からピアノを始めたのでかなり苦労しました。
最後に
音楽は本人が楽しいと思うことが1番大切です。
何歳から始めても音楽って楽しいですよね。
音楽は子供も大人もみんな一緒に楽しめる。
これが良いところだと思っています。
ピアノが上手になりたい!
そう思った時、それが始める時です。
そして、それをサポートしてあげるのが私たち講師の役目だと思っています。
ピアノは他の習い事とは違い、自宅での練習がとても大事です。
レッスンにたくさん通ったから上手になるということではないのです。
あくまで、私たち講師は上手になるお手伝いが出来るだけです。
そこが他の習い事とは大きく違うことです。
いくらでも練習方法や知識は教えてあげられます。
でも最終的には本人がいかに毎日練習できるかなのです。
楽しみながら、音楽に触れあえるそんなレッスンをしていきたいと思っています。