ピアノの正しい手の形は指をきれいにする
目次
ピアノの手の形とは
ピアノを弾く時の手の形はとても大事です。
レッスンでは注意して見ています。
特に子供の場合、これから指や手も成長していきますよね。
そこで変な手の形でピアノを弾く癖をつけてしますと大変です。
丸めたような手の形でなかでは生卵を割らないように軽く握るイメージです。
この正しい手の形でピアノを弾くことが大事です。
よくあるのが、指が伸びていたり、手首が下がったり、手首が上がってしまったりすることもあります。
ピアノを弾く正しい手の形とは、猫の手です。
お料理で包丁で切る時に添える手の形と同じですね。
間違えた手の形でピアノを弾くと
正しい手の形でピアノを弾くことが大事ですが、間違えた形で弾いていると大変なことになります。
まず、手首が上がった状態で弾いてしまうと変に力が入るので肩こりをしてしまったり腱鞘炎になってしまったりします。
ピアノを弾く時は、肩や腕はリラックスしているのが正しいのです。
力が入らないように脇と腕の間はこぶし1つ分ぐらいあけていると良いです。
また、手の形が悪いと姿勢も悪くなります。
猫背になると、成長期の子には悪影響ですね。
指が伸びきって弾いてしまったり、指の関節を凹ませて弾く子に多いのがえんぴつの持ち方も正しく持っていないと言うこと。
ピアノとえんぴつやお箸の持ち方も実は関係性があるのです。
正しい手の形をすると指がきれいになる
では正しい手の形でピアノを弾くと良い事があるのか?
それはもちろんピアノを弾く上で正しい手の形で弾くことは重要ですし大切です。
それ以外にも良い事があるのです。
例えば、パソコンのタイピングこれも指が伸びきって打つよりピアノと同じような手の形の方が早く打てますし、疲れません。
そして1番良いと思うことは指がきれいになるのです。
ピアノを弾く人の手って見たことありますか?
ピアニストの方などはもっと鍛えいるので、指にも筋肉が付いたり骨の形が出ていたりするのですが、小さい頃からピアノを正しい手で弾いていると細くてきれいな指になります。
それは正しい形で弾くと指の関節がしっかりするからなのです。
関節がしっかりすると指が変な癖で凹むことがないので見た目にもきれいです。
ピアノを小さい頃からやっていると指が短くなるは間違い!
よく聞かれるのが、ピアノをやっていると指が短くなるんですか?
と言われますがこれは間違いです。
先程も書きましたが、正しい手の形でピアノを弾いていれば指はきれいになるのです。
指が長くなるとは言いませんが、短くなることはないのです。
しかし、ピアノを弾くのに爪を短く切り過ぎる方がいます。
もちろんピアノは爪が長くては引けません。ただ、そこまで短く切る必要はないのです。
小さい頃に深爪にしていると爪の形も小さくなり爪より指先の肉が出るようになります。
切り過ぎには注意しましょう。
また、小さい頃(3歳頃から)グランドピアノのように重たい鍵盤を弾いているとやはり指には負担がかかります。長い時間、弾くよりは毎日5分や10分弾くことの方が大事です。
某音楽教室では、エレクトーンを使い柔らかいタッチから慣れていきます。これも指には良いと思います。(本格的にピアニストを目指す方にはおすすめしません)
正しい手の形は大事
このように正しい手の形で弾くことはとても大事です。
私のレッスンでは口うるさいくらい手の形について教えています。
姿勢、手の形などこれらはピアノに限らず日常生活の中でも関係性があるとても大事なことです。
皆さんもピアノを弾くときは自分の手の形をよく見てみてください。
そして、指が伸びていたらしたらすぐに直しましょう。